漆喰の外壁と発泡スチロール
大口町で施工させて頂いたM様邸。ここの白い外壁はなんと、
漆喰(しっくい)
です。
なかなか外壁について知らない事が多いとおもうんですが、大抵の塗りの外壁だと
ジョリパッド
と呼ばれる塗り壁が多いです。
ジョリパット外壁はアイカ工業株式会社から販売されている外壁材で10数年前くらいから「塗り壁といえばジョリパット」といえるほどの国内シェアを占めています。
サイディングボード(パネル外壁材)の住宅も多いですが、あえて塗り壁で、とおっしゃる方はこのジョリパッドを選択される事が多いです。
が。
この白い壁は漆喰です。
そうです。日本古来から倉やお城で使われている漆喰です。漆喰とは消石灰(水酸化カルシウム)を主原料とした塗り壁材です。
消石灰(水酸化カルシウム)とは、石灰石を焼いて水を加えたもの。
石灰石はサンゴ礁がルーツです♬
この消石灰に糊(のり)やスサを加えて、水で練ったものが漆喰です。
建築材料として漆喰が日本に渡来するのは飛鳥時代といわれいて神社仏閣建築に使用されたり古墳(高松塚古墳壁画等)などにも使われてたりします。
やはり長い年月が経っても白さが引き立つという所でジョリパッドとは一線を画しますね。
そんな漆喰を
こんなお洒落に使っています❤️
めっちゃ白がキレイ❣️
真っ白❤️
この下はなんと
発泡スチロール❗️
こんな風に特殊なビスを入れて留めてあります。
発泡スチロールだとサイディングのように重くなく軽くて衝撃を吸収し、漆喰が割れにくいんだそう!
知らなかったーー❗️
ちなみに中の人のお店の壁も漆喰で塗ってみました♬
私はプラスターボードに直接これを塗り塗りしちゃいましたけど(笑)
でも風合いも良いし、消臭、吸湿効果もあって漆喰にして大正解でした❤️
先人の人の知恵って凄いなぁ、てつくづく思います。
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